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世界にも注目されている馬籠宿の見どころポイント
世界にも注目されている馬籠宿の見どころポイント

馬籠宿(まごめじゅく)は中山道43番目の宿場町で、今では美しい石畳や江戸の面影を残すハイキングコースとして、世界中からも注目されている観光地です。

中山道(なかせんどう)とは江戸時代の東海道と並んで多くの人が行き交った街道で、江戸の日本橋と京都の三条大橋を結んでいました。

 

昭和の文豪、島崎藤村の出身地

馬籠

昭和の文豪、島崎藤村はこの馬籠の出身です。

藤村の家は江戸時代に本陣、問屋、庄屋を兼ねた旧家だったそうです。大名の参勤交代や役人、公家など身分の高い人のみが宿泊する宿屋でしたが、生家は明治28年の大火事で焼失しています。

 

その後、地元の有志によって昭和22年に「藤村記念館」が建てられました。

藤村の父をモデルに、江戸末期の馬籠を舞台にした代表作「夜明け前」の貴重な作品原稿などが展示されているので、ぜひご覧ください。

 

馬籠宿の入り口付近には、当時の雰囲気を知るポイントとして「桝形(ますがた)」になった道があります。敵にすぐ攻め込まれないように軍事目的で作られました。

馬籠宿

勾配のきつい坂道に立体的につくられ、二度にわたって90度に折れ曲がる様子は、他の宿場町では見られない光景です。桝形の坂道を登りきった場所から振り返って見える恵那山は、美しい見どころポイントですよ。


馬籠宿のシンボルとなる大きな水車小屋もフォトスポットです。


馬籠宿は山の尾根づたいに開かれた街道で、平坦な道がありません。急な坂道も多いのですが、そこがまた石畳とあいまって絵になる風景です。

足に自信のある方は、ぜひ馬籠宿から妻籠宿(つまごじゅく)までの約9kmをハイキングしてみましょう。
平均所要時間は約3時間です。途中の馬籠峠は標高801mで、馬を宿に置いていくほど難所だったためにその名がついたという逸話が残されています。

細く続く中山道は、9歳で学問のために上京した島崎藤村も歩いた道。
小説「夜明け前」の冒頭に「木曽路はすべて山の中である」と書き出した藤村の思いにはせながら、ゆっくりハイキングするのもいいですね。

ヒノキの木立に囲まれた細道は、海外ではなかなかめぐり合えない光景なので、そこが海外からも人気を集めているポイントだそうです。

 

この夏は、馬籠宿で日本情緒ある風景や素朴な里山に触れ、日本の良さを再発見しましょう。
当館より車にて約20分。

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